よく使うのに忘れやすい、 TAR コマンド 覚書
ファイルの圧縮や解凍につかうUNIXコマンド。
TAR は Tape ARchive の略。 もともとはテープデバイスのためのコマンドだったそう。
TAR の使い方
$ tar (x|c|t)vf(z|j|J) hoge.tar [file1,…]
何をするかを指定して、
x extract 解凍 c create 作成 t list 一覧
形式を選ぶ。
z gzip(.tar.gz) 形式 j bzip(.tar.bz2) 形式 J lzma(.tar.xz) 形式
指定なしの場合はファイルをまとめたアーカイブを作成(.tar)
ちなみに、v と f は、
v verbose 詳細を表示 f file ファイルを指定
解凍する例
x オプション 書庫からファイルを取り出す。
## tar 形式
$ tar xvf ファイル名.tar
## gzip 形式
$ tar xvfz 解凍するファイル.tar.gz
## bzip2 形式
$ tar xvfj 解凍するファイル.tar.bz2
## xz 形式
$ tar xvfJ 解凍するファイル名.tar.xz
圧縮する例
c オプション
## tar 形式
$ tar cvf ファイル名.tar
## gzip 形式
$ tar cvfz 圧縮後のファイル名.tar.gz 圧縮するファイル,…
## bzip2 形式
$ tar cvfj 圧縮後のファイル名.tar.bz2 圧縮するファイル,…
## xz 形式
$ tar cvfJ 圧縮後のファイル名.tar.xz 圧縮するファイル,…
アーカイブの内容を一覧表示する例
t オプション
$ tar tf ファイル名.tar
展開先を指定
C オプション 指定したディレクトリに移動してから動作を開始。
$ tar xvf -C 展開先のディレクトリ 解凍するファイル名.tar
最新の Git を Git のソースからインストールする方法
前準備
一般ユーザーの書き込み権限がない /usr/local/src
に wheel グループに対して書き込み権限を与えます。
管理者権限で作業する場合はこの部分を飛ばしてください。
$ sudo chgrp wheel /usr/local/src
$ sudo chmod g+rwx /usr/local/src
必要なパッケージをインストール。
$ sudo yum install curl-devel expat-devel gettext-devel openssl-devel zlib-devel
Git のインストール
作業ディレクトリに移動。
$ cd /usr/local/src
Git から Git の最新のソースをダウンロード。
$ git clone https://github.com/git/git.git git
git ディレクトリに移動。
$ cd git
コンパイルしてインストール。
$ make prefix=/usr/local all
$ sudo make prefix=/usr/local install
以上、最新の Git を Git のソースからインストールする方法でした。
最新の VIM を Git のソースからインストールする方法
はじめに
Google Code が閉鎖されるそうなので、 Git での VIM のインストール方法を。
とりあえず、いまインストールされている VIM を確認。
$ yum list installed | grep vim
前準備
一般ユーザーの書き込み権限がない /usr/local/src
に wheel グループに対して書き込み権限を与えます。
管理者権限で作業する場合はこの部分を飛ばしてください。
$ sudo chgrp wheel /usr/local/src
$ sudo chmod g+rwx /usr/local/src
必要なパッケージのインストール
VIM のコンパイルに必要なパッケージをインストールしておく。
CentOS の場合、
$ sudo yum install gcc git mercurial ncurses-devel lua lua-devel
Ubuntu の場合、
$ sudo apt-get install mercurial gettext libncurses5-dev libacl1-dev libgpm-dev
luajit のインストール
$ cd /usr/local/src
$ git clone http://luajit.org/git/luajit-2.0.git
$ cd luajit-2.0
$ make
$ sudo make install
VIM のインストール
いよいよここからが VIM のインストール。
まず、作業するディレクトリに移動。
$ cd /usr/local/src
Git から VIM のコードを落としてくる。
$ git clone https://github.com/vim/vim.git vim
ディレクトリを移動し、
$ cd vim/
Makefile を生成する。
$ ./configure --with-features=huge --enable-multibyte --enable-luainterp=dynamic --with-luajit --with-lua-prefix=/usr/local --enable-fail-if-missing
コンパイルして、インストール。
$ make
$ make install
ちゃんと vim が起動できるかを確認。
$ /usr/local/bin/vim
ついでにシェルスクリプトも作っておく
いろいろとオプションの入力が面倒なので、シェルスクリプトを作っておくと次回からは楽ができる!
ってことなので、 myConfigure.sh
ファイルを作成。
$ vim /usr/local/src/vim/myConfigure.sh
以下を記入。
#!/bin/sh
./configure --with-features=huge --enable-multibyte \
--enable-luainterp=dynamic --with-luajit --with-lua-prefix=/usr/local \
--enable-fail-if-missing
実行権限をつける。
$ chmod u+x myConfigure.sh
コンパイルしてインストール。
$ make
$ sudo make install
設定
自分の使っているシェルにあわせて、 .bashrc
や .zshrc
などに以下の設定を追記。
export EDITOR='/usr/local/bin/vim'
alias vi='vim'
alias vim='/usr/local/bin/vim'
以後、VIM をアップデートするには
$ cd /usr/local/src/vim
$ git pull
make 前にスッキリさせておいて、
$ make distclean
以前作っておいた myConfigure.sh
を実行。
$ ./myConfigure.sh
コンパイルしてインストール。
$ make
$ sudo make install
以上、最新の VIM を Git のソースからインストールする方法でした。
OTAの配信まで待ちきれない!Nexus 5のファクトリーイメージ (LMY48B)を手動でインストールしました
はじめに。
今回の記事の内容を行う場合はすべて自己責任でお願いします!!
Nexus 5向けAndroid 5.1.1(LMY48B)のファクトリーイメージが公開されダウンロード可能だったので 今回もOTAの配信を待たずにインストールしてみました。
今回の環境
- Windows 8.1 64bit
- Nexus 5 5.1.0(ブートローダーアンロック済み)
作業するPCでAndroid SDKの設定ができていて、なおかつC:\adt-bundle-windows\sdk\platform-toolsに環境パスが通っている状態での作業になります。 つまり、ADB、FASTBOOT コマンドが使える状態です。
ファクトリーイメージ (LMY48B)をインストール
ファクトリーイメージのダウンロード
Factory Images for Nexus Devices – Android — Google Developers
上記リンク先よりNexus 5用ファクトリーイメージのファイルをダウンロードします。
5.1.0 (LMY48B) と書いてある横のLinkをクリックするとダウンロードが始まります。 ファイル名は、hammerhead-lmy48b-factory-596bb9c1.tgz。
ファイルの解凍と準備
ファイルの解凍には「7-Zip」を使いました。
さっきダウンロードしたhammerhead-lmy48b-factory-596bb9c1.tgzを右クリック。 出てきたメニューの7-Zipを選び、展開…を選択する。
解凍するとフォルダーの中にhammerhead-lmy48b-factory-596bb9c1.tarという圧縮されたファイルがあるので同じようにしてファイルを解凍。
解凍したフォルダーの中にimage-hammerhead-lmy48b.zipというファイルがあるので同様に解凍。
解凍してできたフォルダーの中にbootloader-hammerhead-hhz12h.imgとradio-hammerhead-m8974a-2.0.50.2.26.imgも移動させ、フォルダーの中に必要なファイルをまとめる。
ちなみに必要なのは、
- boot.img
- bootloader-hammerhead-hhz12h.img
- radio-hammerhead-m8974a-2.0.50.2.26.img
- system.img
上記、4つのファイルです。
コマンドを入力
いよいよコマンドを入力していくわけですが、長いパスを打つのが面倒なので先ほどファイルを展開した場所でコマンド プロンプトを開きましょ。
展開した場所で[SHIFT]を押しながらマウスを右クリックし、コンテキストメニューからコマンドウィンドウをここで開くを選択。
ちなみに別の方法もあります。
まず、コマンド プロンプトを起動。
起動の仕方は、
- スタートボタンを右クリックでコマンドプロンプトを選ぶ。
- スタート画面を出し、cmdと入力して[Enter]を押す。
などでコマンド プロンプトの起動ができます。
コマンド プロンプトの画面に cd (cdの後に半角スペース) と入力します。
画像のようにコマンド プロンプトの画面にドラッグします。 パスがコピーされるので、[Enter]を押すと移動できます。
Nexus 5をPCに接続し、次のコマンドを実行。
「>」の後ろのコマンドを正確に入力。もしくは、コピペ。
> adb reboot bootloader
adb server is out of date. killing...
* daemon started successfully *
端末が再起動されて、ブートローダーに入ります。
> fastboot flash bootloader bootloader-hammerhead-hhz12h.img
target reported max download size of 1073741824 bytes
sending 'bootloader' (3119KB)...
OKAY [ 0.314s]
writing 'bootloader'...
OKAY [ 0.549s]
finished. total time: 0.866s
.
> fastboot reboot-bootloader
rebooting into bootloader...
OKAY [ 0.002s]
finished. total time: 0.002s
.
> fastboot flash radio radio-hammerhead-m8974a-2.0.50.2.26.img
target reported max download size of 1073741824 bytes
sending 'radio' (45425KB)...
OKAY [ 1.660s]
writing 'radio'...
OKAY [ 3.125s]
finished. total time: 4.789s
.
> fastboot reboot-bootloader
rebooting into bootloader...
OKAY [ 0.002s]
finished. total time: 0.003s
.
> fastboot flash system system.img
target reported max download size of 1073741824 bytes
erasing 'system'...
OKAY [ 1.120s]
sending 'system' (1021744 KB)...
OKAY [ 33.322s]
writing 'system'...
OKAY [ 69.824s]
finished. total time: 104.272s
.
> fastboot flash boot boot.img
target reported max download size of 1073741824 bytes
sending 'boot' (8930 KB)...
OKAY [ 0.503s]
writing 'boot'...
OKAY [ 0.757s]
finished. total time: 1.265s
.
> fastboot format cache
Creating filesystem with parameters:
Size: 734003200
Block size: 4096
Blocks per group: 32768
Inodes per group: 7472
Inode size: 256
Journal blocks: 2800
Label:
Blocks: 179200
Block groups: 6
Reserved block group size: 47
Created filesystem with 11/44832 inodes and 5813/179200 blocks
target reported max download size of 1073741824 bytes
erasing 'cache'...
OKAY [ 0.638s]
sending 'cache' (13348 KB)...
OKAY [ 0.647s]
writing 'cache'...
OKAY [ 1.082s]
finished. total time: 2.376s
.
> fastboot reboot
rebooting...
finished. total time: 0.002s
ちなみに、
fastboot flash userdata userdata.img
これをするとユーザーデーターごとWipeされる(消える)ので注意!!
ファクトリーイメージをバッチファイルflash-all.bat
でインストールすると上のコマンドが実行されちゃいます。
ってことで、面倒でもひとつずつコマンド入力してインストールするわけです。
Nexus 5 が再起動されるのでそのまま待っていればアップデート完了です。
カスタムリカバリーもインストールする場合は、コマンドプロンプトの画面はまだ閉じないように!!
カスタムリカバリ TWRP をインストール
インストールする準備が整っているので、 ついでにカスタムリカバリーの TWRP もインストールしてしまいます。
TWRP のダウンロードとインストールの準備
TeamWin Projects – TWRP 2.8 – | TeamWin
上記リンク先よりNexus 5用カスタムリカバリーのファイルをダウンロードします。
Devices をクリックして、
Search for TWRP for your device here: の下にあるテキストボックスに Nexus 5 と入力。
出てきた LG Nexus 5 (hammerhead) のリンクをクリックして移動。
Primary (Recommended) のリンクをクリックし、ページを移動。
twrp-2.8.6.1-hammerhead.img のリンクをクリックし、ファイルをダウンロード。
ファクトリーイメージのインストール時にファイルをまとめておいたフォルダー image-hammerhead-lmy48b に ダウンロードしたファイル twrp-2.8.6.1-hammerhead.img も移動しておきます。
コマンドを実行していく
Nexus 5をPCに接続し、次のコマンドを実行。
> adb reboot bootloader
端末が再起動されて、ブートローダーに入ります。
以下のコマンドを正確に入力。もしくは、コピペ。
> fastboot flash recovery twrp-2.8.6.1-hammerhead.img
target reported max download size of 1073741824 bytes
sending 'recovery' (13918 KB)...
OKAY [ 0.653s]
writing 'recovery'...
OKAY [ 1.107s]
finished. total time: 1.765s
.
書き込みが終わったので下記コマンドで再起動させます。
> fastboot reboot
rebooting...
finished. total time: 0.002s
これで、TWRP のインストールも完了!!
カスタムリカバリーをインストールしておくと、 ROOT化やカーネルの変更などのときに便利です。
OTAの配信まで待ちきれない!Nexus 5のファクトリーイメージ (LMY47D)を手動でインストールしました
はじめに。
今回の記事の内容を行う場合はすべて自己責任でお願いします!!
Nexus 5向けAndroid 5.1.0(LMY47D)のファクトリーイメージが公開されダウンロード可能だったので 今回もOTAの配信を待たずにインストールしてみました。
今回の環境
- Windows 8.1 64bit
- Nexus 5 5.0.1(ブートローダーアンロック済み)
作業するPCでAndroid SDKの設定ができていて、なおかつC:\adt-bundle-windows\sdk\platform-toolsに環境パスが通っている状態での作業になります。 つまり、ADB、FASTBOOT コマンドが使える状態です。
ファクトリーイメージ (LMY47D)をインストール
ファクトリーイメージのダウンロード
上記リンク先よりNexus 5用ファクトリーイメージのファイルをダウンロードします。
5.1.0 (LMY47D) と書いてある横のLinkをクリックするとダウンロードが始まります。 ファイル名は、hammerhead-lmy47d-factory-6c1ad81e.tgz。
ファイルの解凍と準備
ファイルの解凍には「7-Zip」を使いました。
さっきダウンロードしたhammerhead-lmy47d-factory-6c1ad81e.tgzを右クリック。
出てきたメニューの7-Zipを選び、展開…
を選択する。
解凍するとフォルダーの中にhammerhead-lmy47d-factory-6c1ad81e.tarという圧縮されたファイルがあるので同じようにしてファイルを解凍。
解凍したフォルダーの中にimage-hammerhead-lmy47d.zipというファイルがあるので同様に解凍。
解凍してできたフォルダーの中にbootloader-hammerhead-hhz12f.imgとradio-hammerhead-m8974a-2.0.50.2.25.imgも移動させ、フォルダーの中に必要なファイルをまとめる。
ちなみに必要なのは、
- boot.img
- bootloader-hammerhead-hhz12f.img
- radio-hammerhead-m8974a-2.0.50.2.25.img
- system.img
上記、4つのファイルです。
コマンドを入力
いよいよコマンドを入力していくわけですが、長いパスを打つのが面倒なので先ほどファイルを展開した場所でコマンド プロンプトを開きましょ。
展開した場所で[SHIFT]を押しながらマウスを右クリックし、コンテキストメニューからコマンドウィンドウをここで開くを選択。
ちなみに別の方法もあります。
まず、コマンド プロンプトを起動。
起動の仕方は、
- スタートボタンを右クリックでコマンドプロンプトを選ぶ。
- スタート画面を出し、cmdと入力して[Enter]を押す。
などでコマンド プロンプトの起動ができます。
コマンド プロンプトの画面に cd (cdの後に半角スペース) と入力します。
画像のようにコマンド プロンプトの画面にドラッグします。 パスがコピーされるので、[Enter]を押すと移動できます。
Nexus 5をPCに接続し、次のコマンドを実行。
「>」の後ろのコマンドを正確に入力。もしくは、コピペ。
> adb reboot bootloader
端末が再起動されて、ブートローダーに入ります。
> fastboot flash bootloader bootloader-hammerhead-hhz12f.img target reported max download size of 1073741824 bytes sending 'bootloader' (2579 KB)... OKAY [ 0.294s] writing 'bootloader'... OKAY [ 0.500s] finished. total time: 0.791s
> fastboot reboot-bootloader rebooting into bootloader... OKAY [ 0.002s] finished. total time: 0.002s
> fastboot flash radio radio-hammerhead-m8974a-2.0.50.2.22.img target reported max download size of 1073741824 bytes sending 'radio' (45425 KB)... OKAY [ 1.653s] writing 'radio'... OKAY [ 3.128s] finished. total time: 4.784s
> fastboot reboot-bootloader rebooting into bootloader... OKAY [ 0.002s] finished. total time: 0.002s
> fastboot flash system system.img target reported max download size of 1073741824 bytes erasing 'system'... OKAY [ 1.151s] sending 'system' (1021552 KB)... OKAY [ 33.473s] writing 'system'... OKAY [ 69.955s] finished. total time: 104.585s
> fastboot flash boot boot.img target reported max download size of 1073741824 bytes sending 'boot' (8930 KB)... OKAY [ 0.497s] writing 'boot'... OKAY [ 0.773s] finished. total time: 1.273s
> fastboot format cache Creating filesystem with parameters: Size: 734003200 Block size: 4096 Blocks per group: 32768 Inodes per group: 7472 Inode size: 256 Journal blocks: 2800 Label: Blocks: 179200 Block groups: 6 Reserved block group size: 47 Created filesystem with 11/44832 inodes and 5813/179200 blocks target reported max download size of 1073741824 bytes erasing 'cache'... OKAY [ 0.722s] sending 'cache' (13348 KB)... OKAY [ 0.649s] writing 'cache'... OKAY [ 1.087s] finished. total time: 2.462s > fastboot reboot rebooting... finished. total time: 0.001s
> fastboot reboot rebooting... finished. total time: 0.001s
ちなみに、 fastboot flash userdata userdata.img これをするとユーザーデーターごとWipeされる(消える)ので注意!!
ファクトリーイメージをバッチファイル(flash-all.bat)でインストールすると上のコマンドが実行されちゃいます。 ってことで、面倒でもひとつずつコマンド入力してインストールするわけです。
Nexus 5 が再起動されるのでそのまま待っていればアップデート完了です。
カスタムリカバリーもインストールする場合は、コマンドプロンプトの画面はまだ閉じないように!!
カスタムリカバリ TWRP をインストール
インストールする準備が整っているので、 ついでにカスタムリカバリーの TWRP もインストールしてしまいます。
TWRP のダウンロード
上記リンク先よりNexus 5用カスタムリカバリーのファイルをダウンロードします。
Get TWRP for your device をクリックし、 出てきたウィンドウに Nexus 5 と入力。
TWRP for Nexus 5 をクリックし移動。
Download the newest .img file here をクリックし、ページを移動。
openrecovery-twrp-2.8.5.2-hammerhead.img をクリックし、ファイルをダウンロード。
ファクトリーイメージのインストール時にファイルをまとめておいたフォルダー image-hammerhead-lmy47d に ダウンロードしたファイル openrecovery-twrp-2.8.5.2-hammerhead.img も移動しておきます。
Nexus 5をPCに接続し、次のコマンドを実行。
> adb reboot bootloader
端末が再起動されて、ブートローダーに入ります。
以下のコマンドを正確に入力。もしくは、コピペ。
> fastboot flash recovery openrecovery-twrp-2.8.5.2-hammerhead.img target reported max download size of 1073741824 bytes sending 'recovery' (13918 KB)... OKAY [ 0.653s] writing 'recovery'... OKAY [ 1.107s] finished. total time: 1.765s
書き込みが終わったので下記コマンドで再起動させます。
> fastboot reboot rebooting... finished. total time: 0.002s
これで、TWRP のインストールも完了!!
カスタムリカバリーをインストールしておくと、 ROOT化やカーネルの変更などのときに便利です。
OTAの配信まで待ちきれない!Nexus 5のファクトリーイメージ (LRX22C)を手動でインストールしました
はじめに。
今回の記事の内容を行う場合はすべて自己責任でお願いします!!
Nexus 5向けAndroid 5.0.1(LRX21T)のファクトリーイメージが公開されダウンロード可能だったので 今回もOTAの配信を待たずにインストールしてみました。
今回の環境
- Windows 8.1 64bit
- Nexus 5 5.0.0(ブートローダーアンロック済み)
作業するPCでAndroid SDKの設定ができていて、なおかつC:\adt-bundle-windows\sdk\platform-toolsに環境パスが通っている状態での作業になります。 つまり、ADB、FASTBOOT コマンドが使える状態です。
ファクトリーイメージ (LRX22C)をインストール
ファクトリーイメージのダウンロード
上記リンク先よりNexus 5用ファクトリーイメージのファイルをダウンロードします。
5.0.1 (LRX22C) と書いてある横のLinkをクリックするとダウンロードが始まります。 ファイル名は、hammerhead-lrx22c-factory-0f9eda1b.tgz。
ファイルの解凍と準備
ファイルの解凍には「7-Zip」を使いました。
さっきダウンロードしたhammerhead-lrx22c-factory-0f9eda1b.tgzを右クリック。
出てきたメニューの7-Zipを選び、展開…
を選択する。
解凍するとフォルダーの中にhammerhead-lrx22c-factory-0f9eda1b.tarという圧縮されたファイルがあるので同じようにしてファイルを解凍。
解凍したフォルダーの中にimage-hammerhead-lrx22c.zipというファイルがあるので同様に解凍。
解凍してできたフォルダーの中にbootloader-hammerhead-hhz12d.imgとradio-hammerhead-m8974a-2.0.50.2.22.imgも移動させ、フォルダーの中に必要なファイルをまとめる。
ちなみに必要なのは、
- boot.img
- bootloader-hammerhead-hhz12d.img
- radio-hammerhead-m8974a-2.0.50.2.22.img
- system.img
上記、4つのファイルです。
コマンドを入力
いよいよコマンドを入力していくわけですが、長いパスを打つのが面倒なので先ほどファイルを展開した場所でコマンド プロンプトを開きましょ。
展開した場所で[SHIFT]を押しながらマウスを右クリックし、コンテキストメニューからコマンドウィンドウをここで開くを選択。
ちなみに別の方法もあります。
まず、コマンド プロンプトを起動。
起動の仕方は、
- スタートボタンを右クリックでコマンドプロンプトを選ぶ。
- スタート画面を出し、cmdと入力して[Enter]を押す。
などでコマンド プロンプトの起動ができます。
コマンド プロンプトの画面に cd (cdの後に半角スペース) と入力します。
画像のようにコマンド プロンプトの画面にドラッグします。 パスがコピーされるので、[Enter]を押すと移動できます。
Nexus 5をPCに接続し、次のコマンドを実行。
「>」の後ろのコマンドを正確に入力。もしくは、コピペ。
> adb reboot bootloader
端末が再起動されて、ブートローダーに入ります。
> fastboot flash bootloader bootloader-hammerhead-hhz12d.img target reported max download size of 1073741824 bytes sending 'bootloader' (2579 KB)... OKAY [ 0.297s] writing 'bootloader'... OKAY [ 0.492s] finished. total time: 0.791s
> fastboot reboot-bootloader rebooting into bootloader... OKAY [ 0.001s] finished. total time: 0.002s
> fastboot flash radio radio-hammerhead-m8974a-2.0.50.2.22.img target reported max download size of 1073741824 bytes sending 'radio' (45521 KB)... OKAY [ 1.666s] writing 'radio'... OKAY [ 3.137s] finished. total time: 4.804s
> fastboot reboot-bootloader rebooting into bootloader... OKAY [ 0.001s] finished. total time: 0.002s
> fastboot flash system system.img target reported max download size of 1073741824 bytes erasing 'system'... OKAY [ 1.167s] sending 'system' (981472 KB)... OKAY [ 32.053s] writing 'system'... OKAY [ 66.686s] finished. total time: 99.909s
> fastboot flash boot boot.img target reported max download size of 1073741824 bytes sending 'boot' (8852 KB)... OKAY [ 0.503s] writing 'boot'... OKAY [ 0.768s] finished. total time: 1.273s
> fastboot format cache Creating filesystem with parameters: Size: 734003200 Block size: 4096 Blocks per group: 32768 Inodes per group: 7472 Inode size: 256 Journal blocks: 2800 Label: Blocks: 179200 Block groups: 6 Reserved block group size: 47 Created filesystem with 11/44832 inodes and 5813/179200 blocks target reported max download size of 1073741824 bytes erasing 'cache'... OKAY [ 0.641s] sending 'cache' (13348 KB)... OKAY [ 0.649s] writing 'cache'... OKAY [ 1.086s] finished. total time: 2.380s
> fastboot reboot rebooting... finished. total time: 0.001s
ちなみに、 fastboot flash userdata userdata.img これをするとユーザーデーターごとWipeされる(消える)ので注意!!
ファクトリーイメージをバッチファイル(flash-all.bat)でインストールすると上のコマンドが実行されちゃいます。 ってことで、面倒でもひとつずつコマンド入力してインストールするわけです。
Nexus 5 が再起動されるのでそのまま待っていればアップデート完了です。
カスタムリカバリーもインストールする場合は、コマンドプロンプトの画面はまだ閉じないように!!
カスタムリカバリ TWRP をインストール
インストールする準備が整っているので、 ついでにカスタムリカバリーの TWRP もインストールしてしまいます。
TWRP のダウンロード
上記リンク先よりNexus 5用カスタムリカバリーのファイルをダウンロードします。
Get TWRP for your device をクリックし、 出てきたウィンドウに Nexus 5 と入力。
TWRP for Nexus 5 をクリックし移動。
Download the newest .img file here をクリックし、ページを移動。
openrecovery-twrp-2.8.2.0-hammerhead.img をクリックし、ファイルをダウンロード。
ファクトリーイメージのインストール時にファイルをまとめておいたフォルダー image-hammerhead-lrx22c に ダウンロードしたファイル openrecovery-twrp-2.8.2.0-hammerhead.img も移動しておきます。
Nexus 5をPCに接続し、次のコマンドを実行。
> adb reboot bootloader
端末が再起動されて、ブートローダーに入ります。
以下のコマンドを正確に入力。もしくは、コピペ。
> fastboot flash recovery openrecovery-twrp-2.8.2.0-hammerhead.img target reported max download size of 1073741824 bytes sending 'recovery' (14910 KB)... OKAY [ 0.690s] writing 'recovery'... OKAY [ 1.163s] finished. total time: 1.855s
書き込みが終わったので下記コマンドで再起動させます。
> fastboot reboot rebooting... finished. total time: 0.001s
これで、TWRP のインストールも完了!!
カスタムリカバリーをインストールしておくと、 ROOT化やカーネルの変更などのときに便利です。
最新版がリリースされていたので、漢のシェルZSHを更新しておいた
2014年10月にZ Shellの最新バージョン(5.0.7)がリリースされていたので更新。
シェルはいつも最新版を使いたいので、男らしくソースからインストール☆
まず、
初めてZshをインストールするなら下記の作業が必要かも。
CentOSの場合、
$ sudo yum install ncurses-devel
Ubuntuの場合、
$ sudo apt-get install ncurses-dev
ッて感じで、事前にNcursesをインストールしておきましょう!
最新のソースをダウンロード
とりあえず、作業用ディレクトリを作って移動しておきましょう。
$ mkdir ~/tmp $ cd ~/tmp
Mkdirコマンドでtmp
ディレクトリを作成し、Cdコマンドで移動。
$ wget http://jaist.dl.sourceforge.net/sourceforge/zsh/zsh-5.0.7.tar.gz
ファイルの解凍
$ tar zxvf zsh-5.0.7.tar.gz
Tarコマンドでダウンロードしたファイルを解凍。
解凍してできたディレクトリに移動
$ cd zsh-5.0.7
Cdコマンドで解凍してできたzsh-5.0.6
ディレクトリに移動。
インストール
configureスクリプトを実行。
ちなみに、configureスクリプトのオプションを指定したい場合
./configure --help
で、オプションの一覧を見ることができます。
あと、configureスクリプト実行後、何かおかしくなったりして実行前に戻したい場合
$ make distclean
で、初期化できます。
今回はそのままオプション無しで、
$ ./configure
$ make
$ sudo make install
Sudoコマンドで管理者権限になりZshをインストール。
ログインシェルを zsh に
現在のシェルを確認。
$ echo $SHELL /bin/bash
$ cat /etc/shells /bin/sh /bin/bash /sbin/nologin /bin/dash /bin/tcsh /bin/csh
シェルのリストを確認。
$ sudo -e /etc/shells
/usr/local/bin/zshを追記。
ESC
を押して、:wq
で保存してエディターを終了。
$ chsh hoge のシェルを変更します。 パスワード: 新しいシェル [/bin/bash]: /usr/local/bin/zsh シェルを変更しました。
Chshコマンドでログインシェルを変更。
.zshrcを作成
ちょっと内容が古いけど、上記サイトなどを参考に.zshrc
を作成しましょう☆
作成が終わったら、
$ source .zshrc
変更した設定を反映。
って感じでZshのインストールは終了!!