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とあるサイトの開発室

Linux 困ったときの日本語環境設定のあれこれ

Linuxをインストールするとかならずぶち当たる問題、日本語環境。 押したキーと違う文字が表示されたりとか、あるある話ですよねー

ってことで、設定の仕方を忘れないようにメモっておきます!

今回は、設定がないようなシンプルなウィンドウマネージャを入れたときなどの環境がターゲットです。 GnomeKDEならそちらで設定しましょう!

黒い画面(コンソール)恐怖症の方へ

黒い画面(コンソール)恐怖症の方は、ドットインストールで勉強してから作業しましょう。 レッスンが動画なのでわかりやすい!

とくに下記の2つのレッスンはLinuxを使うなら必須の内容かと。

[browser-shot url="http://dotinstall.com/lessons/basic_unix" width="240"] UNIXコマンド入門 (一般ユーザー編) (全16回) - プログラミングならドットインストール

[browser-shot url="http://dotinstall.com/lessons/basic_vim" width="240"] vim入門 (全18回) - プログラミングならドットインストール

システムのロケールを日本(ja_JP)に設定する

/etc/locale.genをviでもvimでもnanoでもお好きなエディタで編集する。

vim /etc/locale.gen

たくさん並んだロケールの中から# ja_JP.UTF-8 UTF-8を探し出して 先頭にある「#」を削除(コメントアウト)する。

ja_JP.UTF-8 UTF-8

そのあと、

locale-gen

と入力して実行し、設定を反映させる。

あと、アプリケーションによっては適応されないことがあるようなので、 こちらもやっておくといいみたい。

echo LANG=ja_JP.UTF-8 > /etc/locale.conf

ちなみに上のコマンドはどういうことをしてるかというと、 /etc/locale.confってファイルにLANG=ja_JP.UTF-8という内容を記入したって感じ。

日本語配列(JP106)にキーボードを設定する

キーボード設定ははコンソールとX(グラフィカルインターフェース)でそれぞれわかれています。

コンソールでのキーボード設定

/etc/vconsole.confを編集する。

vim /etc/vconsole.conf
KEYMAP=jp106

を入力する。

Xでのキーボード設定

/etc/X11/xorg.conf.d/10-keyboard.confを編集する。

日本語配列のキーボードのみ使う場合

vim /etc/X11/xorg.conf.d/10-keyboard.conf
Section "InputClass"
    Identifier           "Keyboard Defaults"
    MatchIsKeyboard      "yes"
    Option               "XkbLayout" "jp"
    Option               "XkbModel" "jp106"
EndSection

配列の違うキーボードを併用する場合

Section "InputClass"
    Identifier           "Keyboard Defaults"
    MatchIsKeyboard      "yes"
    Option               "XkbLayout" "jp,us"
    Option               "XkbModel" "jp106,pc104"
    Option               "XkbOptions" "grp:alt_shift_toggle"
EndSection

こちらはUS配列と日本語キーボードを併用する例。 Shift + Altで配列のトグル切り替えができる。

日本語入力の設定

ホームディレクトリの .xprofile.profile などに設定を記入。

fcitx を使う場合

vim ~/.xprofile
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"

iBus を使う場合

export GTK_IM_MODULE="ibus"
export QT_IM_MODULE="xim"
export XMODIFIERS="@im=ibus"

UIM を使う場合

export GTK_IM_MODULE=uim
export QT_IM_MODULE=uim
export XMODIFIERS=@im=uim

あとは日本語IMEと好みの日本語フォントを入れれば、 快適にLinux生活が送れますね♪