プロバイダのDNSサーバーが不調なのでパブリックDNSで対処してみた
はじめに。
最近、多発しているのがプロバイダのDNSサーバーに対するDDos攻撃。 ウェブ閲覧やメール送受信に時間がかかったり、最悪つながらなかったりします。 困る。
いま契約しているeo光もDDos攻撃を受けているらしく、繋がりにくい状況。 とりあえず、応急処置としてパブリックなDNSサーバーに変更して様子を見ることにしました。
ちなみにDNSとは、
DNSは、Domain Name Systemの略で、インターネット上で ドメイン名を管理・運用するために開発されたシステムです。現在、インターネットを利用するときに 必要不可欠なシステムの一つとなっています。 郵便で手紙を送る時に住所が必要であるのと同様に、インターネットでは、 電子メールを送ったりウェブサイトを見たりするために、相手がインターネット 上のどこにいるのかを特定する必要があります。その際に、例えばnic.ad.jp などのドメイン名は、人が覚えやすい「インターネット上の住所」にあたるも のとして利用されています。 では、DNSとはどのようなものなのでしょうか。 インターネットに接続している機器には「IPアドレス」という番号が割り当てられます。そして、インターネット上における通信は、自分と相手先のIPアド レスを用いて行われます。例えば、JPNIC Web(http://www.nic.ad.jp/)を Webブラウザで見るときには、実際にはwww.nic.ad.jpのIPv4アドレスである 192.41.192.129、あるいはIPv6アドレスの2001:dc2:1000:2006::cafeという宛 先IPアドレスと通信が行われます。 この 「www.nic.ad.jp というドメイン名には、IPv4アドレス 192.41.192.129 と IPv6アドレス2001:dc2:1000:2006::cafe が対応している」 といった情報を保持、あるいは検索するためのシステムがDNSです。 JPNIC
要するに、わかりやすいように名前を電話番号に、電話番号を名前に変換できるようなサービスだと思ってもらえれば。
では、設定を始めましょー
まずは、DNSサーバーの設定のためネットワークと共有センターを開く。 今回はWindows8.1を例に説明しています。
タスクバーのアイコンから起動する場合
タスクバーにあるネットワークのアイコンを右クリック。
ネットワークと共有センターを開く
をクリック。
コントロールパネルから開く方法
または、ネットワークと共有センターをコントロールパネルから開く方法もあります。
スタートを右クリック。
コントロールパネル(P)
をクリックしてコントロールパネルを起動。
コントロールパネルのカテゴリからネットワークとインターネット
をクリック。
ネットワークとインターネットが表示されます。
ネットワークと共有センター
をクリックして起動。
パブリックDNSの設定
ネットワークと共有センターが表示されます。
イーサネット
と書かれている部分をクリック。
プロパティ(P)
と書かれたボタンをクリック。
インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)
と書かれた部分を選択し、プロパティ(R)
と書かれたボタンをクリック。
次のDNSサーバーのアドレスを使う
のチェックを入れます。
あとは、優先DNSサーバーと代替DNSサーバーの設定をするだけです。
無料で使えるパブリックなDNSサーバー一覧
Google Public DNSを使う場合
Public DNS — Google Developers [browser-shot url="https://developers.google.com/speed/public-dns/?hl=ja" width="240"]
優先DNSサーバー | 8.8.8.8 |
代替DNSサーバー | 8.8.4.4 |
IP バージョン6も設定する場合は、
優先DNSサーバー | 2001:4860:4860::8888 |
代替DNSサーバー | 2001:4860:4860::8844 |
NTT America Technical Operationsを使う場合
優先DNSサーバー | 129.250.35.250 |
代替DNSサーバー | 129.250.35.251 |
NTTが運営をするDNSサーバー。
Norton ConnectSafe DNSを使う場合
Norton ConnectSafe [browser-shot url="https://dns.norton.com/" width="240"]
優先DNSサーバー | 198.153.192.1 |
代替DNSサーバー | 198.153.194.1 |
上記、優先DNSサーバー、代替DNSサーバーを入力。 NortonのDNSサーバーは他に、
セキュリティ
優先DNSサーバー | 198.153.192.40 |
代替DNSサーバー | 198.153.194.40 |
セキュリティ + ポルノ
優先DNSサーバー | 198.153.192.50 |
代替DNSサーバー | 198.153.194.50 |
セキュリティ + ポルノ + ノンファミリーフレンドリー
優先DNSサーバー | 198.153.192.60 |
代替DNSサーバー | 198.153.194.60 |
などもある。
セキュリティソフトで有名なNortonが運営するDNSサーバー。
Comodo Secure DNSを使う場合
Comodo Secure DNS, Managed DNS Service, Secure DNS Provider [browser-shot url="http://www.comodo.com/secure-dns/" width="240"]
優先DNSサーバー | 8.26.56.26 |
代替DNSサーバー | 8.20.247.20 |
セキュリティソフトで有名なComodoが運営するDNSサーバー。 Comodo Dragonなどセキュリティを重視したウェブブラウザーも有名ですね。
OpenDNSを使う場合
OpenDNS: Cloud-Delivered Security Enforcement and Intelligence [browser-shot url="http://www.opendns.com/" width="240"]
優先DNSサーバー | 208.67.220.220 |
代替DNSサーバー | 208.67.222.222 |
米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社を構える情報・通信事業者が運営をするDNSサーバー。 ユーザーが存在しないドメイン名を入力するとOpenDNSの検索結果のページが表示され、そこに掲載されている広告が収入の一部となっている。
DNS Advantageを使う場合
Neustar | Free Recursive DNS Service - DNS Advantage® [browser-shot url="http://www.neustar.biz/services/dns-services/free-recursive-dns#.U7YVPMkxhFc" width="240"]
優先DNSサーバー | 156.154.70.1 |
代替DNSサーバー | 156.154.71.1 |
Level 3 Communicationsを使う場合
Connecting and Protecting the Networked World | Level 3 Communications [browser-shot url="http://www.level3.com/" width="240"]
優先DNSサーバー | 209.244.0.3 |
代替DNSサーバー | 209.244.0.4 |
米国ネブラスカ州オマハに本社を構える通信事業者が運営をするDNSサーバー。
まとめ。
今の時代、ネットに繋がらないのはかなり不便。ストレス! DDosは対処が難しいのでDNSサーバーの変更方法は覚えておくと便利かと思います。